マインドセット

100万貯めたら何に使う?具体的にイメージしてみよう

貯金をスムーズに進めるには、目標を決めてモチベーションを高めることが大切です。

もし100万円を貯めたら…という状況をイメージし、何に使うか考えておきましょう。

そこで今回は、「使い道が思い浮かばない」という人のために、具体例をいくつかご紹介します!

海外旅行に行く

今や数万円で行ける海外旅行先が少なくないものの、行き先や目的によってはまとまった旅費がかかるプランも数多く存在します。

100万円が手元にあれば、ヨーロッパ各国を巡る長期の旅行をたっぷり満喫することも可能。添乗員つきのパッケージツアーに申し込めば、初めての方も安心して楽しめます。

往復ビジネスクラスを利用したイギリスへの旅行代は、8日間で62~93万円ほど。現地でのお小遣いを含めると、ちょうど予算内に収まるでしょう。

イタリアやスイス、フランスなども100万円以内でワンランク上の旅行をすることができます。ただし、1週間以上の旅行日数を設けているプランがほとんど。長期休暇を確保する必要がありますので、注意が必要です。

また、台湾などのアジア圏内を選べば、20~40万円ほどでビジネスクラスを利用した4日間プランに参加することもできます。100万円があれば、リッチなアジア旅行を2回以上味うことができます。スケジュールに合った旅行先や旅行プランを探してみましょう。

一流の家具や家電を買い揃える

リーズナブルな価格の家具が登場する一方、世の中には「高級家具」と呼ばれるブランドがいくつも存在します。

家電も同様に、一般的な商品の数倍以上の値が付いている商品も少なくありません。身の回りを一流のもので揃え、家の中を洗練された空間にしてみるのもいいですね。

代表的な高級家具といえば、1872年にデンマークで誕生したフリッツ・ハンセンや、1927年にイタリアのミラノで設立されたカッシーナ、1938年にニューヨークにて設立されたノルなどが挙げられます。

いずれも東京都港区に本店があるため、実際に自分の目で確かめてから購入できますよ。

家電においては、今ある家電を最高ランクのものに買い替えるのもおすすめ。

どこの家庭にもある冷蔵庫でも、Panasonicの上位ランクなら30万円を越えています。

水蒸気によって蒸し焼きレシピを楽しめるSHARPのウォーターオーブン「ヘルシオ」を購入して、毎日の食事をグレードアップするという手もありますよ。

一流の家電や家具を揃えると、その後の生活の質が上がるのも嬉しいですね。

金銭面で諦めていた趣味を始める

興味はあるけど、費用がかかるから手を出せない…と諦めていた趣味も、100万円があれば足を踏み入れることができるのでは。

憧れの一眼レフを購入してカメラ撮影の旅に出る、愛車のカーステレオや塗装を変える、ゴルフセットを買い揃えて挑戦するなど、さまざまな趣味を始めてみましょう。

すでに取り組んでいた趣味も、100万円を使ってさらに豪華な楽しみ方をすることができます。

テレビでのスポーツ観戦が趣味だったが、実際に現地まで足を運んでみる、近所の美術館巡りだけでなく、海外のオルセー美術館やメトロポリタン美術館に行ってみるなど。

「いつかはやってみたい、行ってみたい」と思っていた夢を、思い切って叶えてみてはいかがでしょうか。

車やマイホームの購入費に充てる

100万円だけで車や家を購入することはできませんが、頭金に充てるという手もあります。ローンを組みたくないという方は、中古車を選ぶのも良い選択肢。どちらも購入時に諸費用が掛かるので、その備えとして使うという方法もありますよ。

ただし、ローン返済の計画は入念にチェックする必要があります。とくに返済期間が長い住宅ローンは、今後利率が変動する可能性も。今の家賃並みの返済額に抑えておく、固定金利を選択してリスクを減らしておくなど、家計を圧迫しない対策をしておきましょう。

さらに、車の場合は駐車場や保険などにかかる費用が、住宅には固定資産税やメンテナンスなどの費用が継続して発生します。

購入する時だけでなく、その後に発生する維持費を払い続けられるかどうかも判断する必要があります。今後のライフプランを書き出し、本当にいまのタイミングで購入しても問題ないのかを考えてみてくださいね。

自己投資に費やす

英会話などの習いごとに参加するには、思っている以上にお金がかかるもの。

継続して学び続けるには、数十万円の費用が発生することもあります。「100万円を使って2年以内に英検1級を目指す」など、具体的な予算と目標を定めておきましょう。

資格を取得する場合、教材費だけでなく受験料や試験会場までの交通費も視野に入れておく必要があります。とくに講義やセミナーを受講したうえで試験に臨む場合、数万~数十万円の受講料が設定されているケースも。

なかでも宅建の講義は20万円、MOS(Excel SP)は10万円を超える受講料が発生することも珍しくありません。資格によって発生する費用に差があるので、あらかじめ平均額を調べておくと安心ですね。

投資をしてお金を動かす

いまの日本では、お金をただ銀行口座に入れているだけで大きく増やすことはできません。せっかく100万円を貯めたのなら、そのお金を動かしてみるのもいいでしょう。

投資には、株・投資信託・債券・FX・先物・不動産など多くの種類が存在します。なかでも初心者の方が初めて挑戦するのは、仕組みが分かりやすい株式であるケースが多いようです。どの銘柄やタイミングを選ぶかがポイントで、条件が揃えば高い収益を見込めるチャンスも。その一方、値下がりや元本割れ、さらには倒産のリスクもあります。それ相応の覚悟が必要な選択肢といえるでしょう。

「株式はちょっと…」という方は、国が利払い・元本を保証している国債や、金融のプロが運営してくれる投資信託などを選ぶ手もあります。投資信託にはハイリスク・ハイリターンの商品もあるため、事前にそれぞれの特徴やリスクの大きさを確認しておきましょう。

さらなる貯金を目指すのもアリ

100万円の貯金に成功したのなら、それ以上の金額を目指すことも十分可能なはず。

100万円をゴールにするのではなく、さらに多くのお金を貯めてみてはいかがでしょうか。100万円を貯めた期間を計算し、同じペースで継続する、もしくは「前回は2年間で100万円貯めたので、今度は1年半で100万円」と少しペースを上げて貯めていきましょう。

すでに貯めた100万円に手を出してしまわないよう、定期預金に預けておくのもおすすめです。まとまったお金が貯まったら定期貯金に預け、また新たに貯めていく…というサイクルを繰り返しているうちに、貯金が習慣化されていくはずですよ。

まとめ

豪華な海外旅行や一流の家具や家電の購入、マイカーやマイホームの頭金など、100万円にはさまざまな使い方が存在します。「もっと意味のある使い方を選べばよかった…」と後悔しないためにも、得られるメリットを考えたうえで判断してくださいね。

資格の取得やスキルアップに費やせば、出世や資格手当の発生など収入アップにつながるチャンスも。投資をして手元のお金を増やす、より多くの貯金を目指すなど、「好きなものに使う」以外の選択肢を踏まえたうえで選びましょう。