「貯金ができる人は高収入」「なにもかも我慢しないと貯金できない」と思ってはいませんか?貯金ができる人には、いくつかの共通点が存在しています。
その共通点こそが、貯金を成功させる秘訣。
一体どんな秘訣を実践しているのか、貯金できる人の特徴を7つに絞ってお伝えします!
この記事の内容
貯金の理由が明確である
ただ何となく貯金に取り組んでいても、モチベーションは思うように上がらないもの。
途中で節約をやめてしまったり、せっかく貯まったお金をすぐに使ってしまったりと、スムーズにお金を貯めることができません。
貯金を成功させるには、明確な目的を立てることが大切です。
「将来のため」「老後のため」といった大まかな内容ではなく、「マイホームの資金のため」「子どもの大学費用のため」のような具体的な理由を用意しておきましょう。
「夢のマイホームのために節約を頑張ろう」「これは大学費用だから手を出さないでおこう」という意識にも繋がりますよ。
周囲に夢や目標を宣言している
より一層貯金の意識を高めるため、周囲の力を借りるのもポイントです。
「35歳までに一戸建てを建てようと考えている」「5年以内に500万円を貯めるつもりだ」など、あえて周りの人に宣言してみましょう。
有言実行をするためのプレッシャーが、貯金の意識をさらに高めてくれるはずです。
また、気が緩んでいる時に注意してもらえたり、進捗状況を聞いてもらえたりといったメリットもあります。
「順調に進んでいる」「先月は少し無駄遣いをしてしまった」といった状況を定期的に伝えることで、自然と貯金のペースや反省点を振り返ることができるでしょう。
お金の話をしても抵抗がないような、身内や親しい友人を選んでおくようにしてくださいね。「いつか達成できるはずだから」「来年こそは…」と言い訳をしてしまわないよう、「何歳になるまで」「何年後まで」といった期限を設けておくのもおすすめですよ。
目的ごとに貯金を分けている
貯金を1つの口座にまとめていると、貯まったお金を一気に使ってしまうリスクがあります。
「貯金を全てマイカーの購入費用に充てたら、子どもの教育費がなくなってしまった」なんて事態に陥らないためにも、貯金の目的ごとに口座を分けておきましょう。
すでに目標金額まで到達したものは、定期預金に入れておくのもいいですね。
うっかり貯金に手を出してしまうリスクを防げるだけでなく、キャンペーン中に手続きをして粗品をもらえることもあります。
また、どの目的の貯金がいくら足りていないのか、一覧表にしてまとめておくのもおすすめです。
「直近で必要なマイカー貯金のペースが落ちているから、老後用の貯金よりこっちを優先しよう」といった調整にも役立ちますよ。
家計状況を把握している
貯金ができるということは、「貯金に充てるお金をうまく捻出している」とも言えます。
家計の状況を常にチェックし、支出をできるだけ抑えているのでしょう。
とはいえ、「すでに通信費をギリギリまで抑えている状況なのに、さらに節約をするには解約するしかない…」と考える必要はありません。
すべての項目を今以上に抑えるのではなく、「収入と支出のバランス」を見て効率よく支出を抑えればいいのです。
収入のわりに食費が多すぎる、支出の多くを保険代が占めているなど、家計全体を見直してみましょう。
ここで役立つは、やはり家計簿。
支出を食費や光熱費といった項目ごとに分けてみると、改善すべき部分が見つかるはずです。
長期に渡って記録しておけば、生活費の変動にも気が付きやすくなりますよ。
まだ家計簿をつけていない人は、さっそく記録していきましょう。
「お得」「期間限定」に釣られない
セール期間中に商品を買い過ぎた、珍しいものを買ったものの結局使わなかった、という経験はありませんか?
なかでも、つい買い過ぎてしまう服やコスメは「似たような服をセールで買ってしまった」「家に在庫があるのに、クリスマス限定パッケージのコスメを買い足してしまった」という状況に陥りがち。
このようなお得感や限定といった言葉に釣られていると、無駄遣いがどんどん膨らんでしまいます。
それ以外にも、「お買い得パック」「大容量」といった言葉には注意が必要です。
量だけ見れば一見お得なものでも、実際に使用する量を大幅に上回っているケースも珍しくありません。
「このキャベツは半玉より1玉買ったほうがお得だ」「どうせならスマホのギガ数を最大に設定しておこう」という判断は、結局使い切れなかった…という後悔の原因になることも。
普段の買い物の中でも、本当に必要な量だけを買うように心がけましょう。
形から入らない
新しい趣味や分野に興味を持つと、「あれもこれも買い揃えたい」「さっそく関連グッズを買いに行こう」と意気込んでしまいがち。
ハンドメイドに興味がわいたので材料を買い揃える、ケーキ作りに挑戦したいので調理器具を買い集めるなど、形から入るタイプの人も多いのではないでしょうか。
しかし、結局すぐに飽きてお金が無駄になった…というケースも珍しくありません。
最初から一気に買い揃えるのではなく、「まずはこれだけあればいい」と感じたものだけを用意するようにしておきましょう。メーカーによっては、初心者向けのキットなども販売されていますよ。
また、商品ではなく習いごとの入会などにも注意が必要です。「運動のためスポーツジムに入会しよう」「料理を始めたいから料理教室に通おう」とすぐに判断するのではなく、「ランニングを1カ月継続出来たらジムを検討しよう」「レシピの本を買って、それでも物足りなかったら教室に通おう」と考えてみては。
真っ先にお金をかける手段を選ぶのではなく、自分にとって長続きする趣味なのか、もっとリーズナブルに取り組む方法はないかを考えることが大切ですよ。
お金のかけどころを知っている
極限まで支出を抑えて貯金に取り組むような生活は、どんどんストレスが溜まってしまいます。
そのため、貯金ができる人は「どこにお金をかけるか」をしっかりと見極めているのです。
とくに気分転換になる趣味やレジャーにかかるお金は、必ずしも無駄遣いであるとは限りません。自分の好きな趣味や非日常を味わえる体験は、心をフレッシュするだけでなく貯金のモチベーションを継続させてくれます。
貯金のために何もかもを我慢するのではなく、ストレスなく節約できるものをメインに抑えておきましょう。
ただし、趣味やレジャー費にいくらでも費やしていいわけではありません。「好きなアイドルのコンサートに行くのは年に3回まで」「レジャー費は月に2万円まで」といった上限を設けておき、そのなかで満喫しておきましょう。
反対に、リフレッシュになっていないものを積極的に節約するのもいいですね。付き合いで仕方なく参加している集まりは断る、義務感で集めているコレクションは手放してしまうなど、自分にとってプラスになっている趣味やレジャーであるかを見直してみてくださいね。
まとめ
こう見ると、貯金ができる人には「貯金の失敗を防いでいる」だけでなく「効率よく貯金に取り組んでいる」という特徴があることが分かりますね。
周囲の力や複数の銀行口座を利用して貯金の成功率を高める、適度にご褒美を与えつつ貯金のモチベーションを維持するなど、ちょっとした工夫が貯金のコツといえるでしょう。
なかには、貯金の明確な目標を立てる、家計簿を用意するなど、今すぐにできそうな項目もありましたね。
さっそく行動に移して、貯金が貯まりやすい環境を整えていきましょう!