節約術

冬の電気代を節約する方法

「冬になるとどうしても電気代が上がりすぎてしまう」

「冬の電気代を節約できたらもう少し早いペースで貯金できるのに」

このように冬の電気代が原因で貯金のスピードにブレーキがかかってしまっていませんか?

冬に電気代が増えてしまうことにはいくつかの原因があり、適切な対策をとることで冬の電気代を節約することができるんです。

今回の記事では冬に電気代が増えてしまう原因や、電気代の節約方法について解説します。 

冬に電気代が増えてしまう原因とは?

そもそも電気代は家電を使用した量や時間によって決まります。

使用した電気の量は検針メーターで測定し、毎月請求書が送られてくるようになっているのです。

ということは家電を使えば使うほど電気代が高くなるということになるので、電気代を節約したければ家電の使用量を減らせば良いのです。

冬になって突然電気代が増えてしまう場合は、冬に特徴的な暖房器具の使用が原因として考えられます。

一般的にエアコンは冷房を使用するよりも暖房を使用する時の方が多くの電力を必要とします。

そのため暖房を多く使用する冬は電気代が高くなってしまうのです。 

また、冬は年末年始などの長期休暇のある時期になっています。

子供の冬休みも重なることで通常よりも長時間暖房器具を使用する場合は、電気代が高くなってしまうのです。

年越しや三が日などで親戚たちが集まって、夜遅くまで暖房器具を使って起きている家庭では、さらに電気代が高くなるでしょう。 

エアコン以外にも加湿器やトイレ用のヒーターといった機器の使用頻度も冬になると高くなるので、電気代が高くなる原因となっています。

みんなどれくらい使ってる?冬の電気代の平均

冬の電気代が高いのかどうかは、自分だけの家庭を見ていても分かりません。

そのため、他の世帯が電気代としていくらぐらい使っているのかを把握すれば、あなたが電気を多く使っている家庭なのかそうでないのかを理解できるでしょう。

総務省統計局が2018年に調査した結果によると、34歳以下の一人暮らしをしている世帯では1年で40,350円の電気代を利用しています。

これを平均すると、毎月3,362円の電気代を支払っていることになるのです。

あなたの家庭と比較して電気代はどうでしたか?

ちなみに二人以上の世帯の電気代が最も安いのは7月の9,056円、最も電気代が高いのは2月の14,375円でした。

やはり寒い時期になればなるほど電気代が高くなる傾向があるので、冬は電気代が高くなりがちなのです。 

照明器具や暖房器具の買い替えで電気代を抑えよう

冬の電気代が高くなることが理解できれば、冬に特に多く使用する家電製品の電気代を抑えることで節約しやすくなります。

日照時間の短い冬は照明器具も長く使用するようになるため、白熱電球や蛍光灯の使用をやめてLED照明に変更するだけで電気代の節約になります。

また、十年以上前のエアコンから最新のエアコンに買い替えることで、省エネ機能がより優れたモデルになっている場合が多いので、暖房器具は長く使う冬の電気代を大幅に削減することができるのです。

暖房器具の使い方を見直して節約しよう

暖房器具を買い換えたとしても、使用方法を間違えると電気代を節約することにはつながりません。

暖房の設定温度を少し下げるだけでも使用電力を削減することにつながり、長時間使用することを考えると結果的に電気代を節約することにつながります。

また、扇風機サーキュレーターといった送風機能のついた家電を併用することで、エアコンの稼働台数を減らしたり設定温度を下げることができるのです。

また、タイマー機能を利用して暖房器具が不要な時間帯は自動的に電源が切れるように設定しておくというのも有効な節約方法です。

できるだけ暖房器具の使用時間が総合的に短くなる対策をしたり、一度に使用する電力が少なくなるような対策をとることが冬の電気代を節約するために必要な手段だと言えます。

契約方法を見直して電気代を節約しよう

家電の使用方法や使用時間を見直すだけでなく、電気料金の契約方法を見直すことで冬の電気代を節約することができるようになります。

2016年4月から電気の小売業が全面的に自由化されるようになったため、各民間業者が様々な電気料金の契約方法を提案するようになりました。

そのため、電気を提供している会社ごとに設定している基本料金や電力あたりで計算する電気料金が異なってくるので、どの会社がどのような契約方法を提示しているのかということを把握し、比較検討した上でもっともお得な会社と契約することで電気料金を節約することができるでしょう。

プランを見直して電気代を節約しよう

電気代が契約方法のみでなく契約するプランによっても大幅に節約することができます。 

携帯電話に関しても同じようなことが言えるのですが、契約方法が違うだけで大幅に使用料が安くなったり、お得に携帯電話を使えるようになりますよね。

電気料金に関してもプランを見直せば大幅に使用量抑えることができるのです。

つまり、電気を最もよく使用する時間帯や世帯人数などによって、あなたの家庭に最適なプランを選択すると冬の電気代の節約につながるということです。

多くの家庭が電気を使ったぶんだけ料金を支払うという、従量式の電気料金の計算方法で契約しています。

しかし、このプランでは使用した電力あたりの料金が他のプランよりも高くなっているため、一番電気代が高いプランを選択していることになっています。

電力会社のプランによっては、日中の時間帯と夜間の時間帯を分けることで、日中より夜間に使用する電力を大幅に安くしているものもあります。

昼間は仕事や学校などで外出していることが多く、夕方から朝にかけて最も電気を使用するという家庭の場合は、このように時間帯で電気料金の計算方法を分けているプランの方がお得になる場合があります。

特に冬の寒い時期であれば、一晩中エアコンやヒーターを稼働させている家庭もあるので、暖房機器の使用時間が原因で冬の電気代が高くなっている場合は、大幅に電気代を節約できるでしょう。

まとめ

今回の記事では冬の電気代を節約する方法について解説してきました。

電気代を節約するためには普段使っている暖房器具や照明器具の使用時間帯や設定などを見直す必要があるため、少し手間がかかるかもしれません。

しかし、これらの家電製品は冬の間は特に多く使う部分ですので、節電することによる節約効果は長期的に見ると大きなものになるでしょう。

暖房機器や照明機器を買い換えるとなるとある程度大きな出費になってしまいますが、何年も利用することを考えると、買い換えたほうが節約につながることもあります。

また、最新の家電に買い換えることで気持ち的にもリフレッシュするでしょうし、生活の質も良くなるでしょう。

電気料金の契約方法やプランの変更なども手間がかかるかもしれませんが、生活スタイルに合わせて柔軟に変更することで、無駄なお金を支払わずに済むためお金が貯まりやすくなりますよ。

ここで解説した内容を参考にして、冬の電気代を抑えることができるようになり、貯金のペースが速くなると良いですね。