この記事の内容
明確な貯金のゴールを決めてエンジンをかける
貯金を成功させるには、モチベーションを上げて積極的に取り組める状況を作り出すことが大切です。
そのためにも、「いつまでに・なんのために・いくら貯めるのか」をしっかりと定めておきましょう。
これらがすべて揃うことで、貯金のペースもイメージできるはず。
「5年後までに教育費として200万円貯める」と決めたら、「1年で40万円、1か月あたり3万3千円ほど貯めていけばいい」といったように目標を細分化できます。
ボーナスを貯金に充てる際は、ボーナス月とそれ以外の月ごとに貯金額を設定するのもいいですね。
家計簿をつけて改善点を探す
貯金をスムーズに進めるためには、節約をする必要があります。
とはいえ、「すでにギリギリまで食費を削っているのに、さらに我慢をしてストレスをためる」といった状況では、節約効果が低いうえにデメリットが発生してしまいます。
やみくもに節約するのは避けておきましょう。
優先的に改善すべき項目を見つけるためには、家計簿をつけて家計の状況を見極めなければいけません。
最近では便利な家計簿アプリも登場しているため、そちらを利用するのもおすすめです。
レシートを受け取る癖をつけ、こまめに記録していきましょう。
1か月単位で見直せば、「外食費が高すぎる」「通信費が家計を圧迫している」といった問題点が見えてくるはずです。
その項目を重点的に改善すれば、高い節約効果を得られるでしょう。
先取り貯金
「今月は余裕があるから、ちょっとだけ贅沢しちゃおう」と思った経験はありませんか?
このような発想を繰り返していると、本来貯金に充てるはずだったお金が浪費によって消えてしまいます。
そこで、給料日になったらすぐに貯金をする「先取り貯金」をしてみましょう。
使う前に貯金することで、無駄遣いの防止や貯金のペース作りの役目を果たしてくれます。
すぐに使える状況だと手を出しやすいので、貯金用の口座に移動させておくのもポイント。
確実に貯められるので、貯金が苦手な方にもぴったりな方法です。
つもり貯金
毎日のちょっとした無駄遣いを防ぐには、「つもり貯金」がおすすめです。
これは、つい買ってしまうお菓子やジュースなどを「買ったつもり」で、そのお金を貯金箱に入れてしまう方法。
「ついで買い」が多い人や、コンビニや自動販売機に立ち寄る癖がある人に向いています。
貯金箱に貯まっていくお金を見て、これまでの無駄遣いの多さに気づくきっかけにもなるはず。
家族みんなで取り組んで、「いくら貯まったら家族旅行に行こう」と目標を立てるのもいいですね。
電気自由化による乗り換え
「節約」と聞くと生活費を抑えるイメージが強いですが、工夫次第で固定費を節約することもできます。
たとえば、2016年から始まった電力自由化によって契約している電力会社を変更できるようになりました。
それにより、これまでの電力会社や料金プランを見直して電気代を抑えられるように。
住んでいる地域やライフプランによって選択肢が異なるため、一度ご自身の状況を見直してみましょう。
こまめに電気を消して数円の節約をする…といった手段もいいですが、料金システムそのものを見直して電気代を抑えるのも大切ですよ。
格安スマホへの乗り換え
電気代と同じく、通信費も見直すべき項目のひとつ。
とくにスマホ代は、大手キャリアから格安スマホに乗り換えるだけで月々の通信料が大幅に下がるケースが多く見られます。
電話番号や本体はそのままなので、デメリットも少なめ。
家族みんなで格安スマホにすれば、以前より1万円以上安くなることもあります。
「今のキャリアを変えたくない」という方は、料金プランを見直すのもいいですね。
ご自身の使用状況をもとに、一番お得なプランが適用されているかをチェックしておきましょう。
保険の見直し
いざという時に備えられる保険も、あまりに高すぎると家計の負担になってしまいます。
とくに掛け捨て保険は、「毎月の保険料はそこまで高くないから」とあれこれ加入してしまいがち。
よく考えると保障内容が重複していた、必要以上の保障になっていた…というケースも珍しくありません。
また、1つの保険で複数の保障を受けられる商品も登場しています。
保険に加入してから数年が経過している、多くの保険に加入している、自分がどんな保障を受けられる保険に入っているのか分からない…。
そんな方は、1度保険の見直しを行ってみましょう。
最新の商品と比較できるよう、窓口で聞くのもおすすめです。
有料サービスの見直し
動画見放題や漫画読み放題など、有料サービスを利用している人も多いことでしょう。
しかし、加入した当時はよく見ていたが今は利用していない、以前より利用頻度が減った…という場合は、利用料をただ支払っている状況です。
一旦解約して問題がなさそうなら、そのまま様子を見ておきましょう。
利用頻度が減っている、たまに利用することがある…という場合は、別の手段を考えてみては。
動画見放題を月1回使うくらいならDVDレンタルで済ませる、漫画読み放題でたまに漫画を読むくらいなら無料アプリを活用するなど、もっと安く済ませる方法を探してみましょう。
また、サービスに加入したことさえ忘れているケースも見られます。
クレジットカードの利用状況や口座からの引き落とし履歴を確認し、支払い続けている有料サービスがないかを確認しましょう。
外食の上限を決める
家族で外食に出かけると、食費が一気に膨らんでしまうことも。
とはいえ、たまには外食で息抜きすることも大切ですよね。
そこで、外食に費やしてもいい金額をあらかじめ設定しておきましょう。
その金額内なら、回数や食事内容は自由に組み合わせて構いません。
「外食費は月2万円以内」と決めたら、「5千円の外食を月に4回楽しむ」「贅沢な2万円の外食を月に1度だけ味わう」のどちらでもOK。
節約のために我慢している…というストレスは溜まりにくく、予算内で思う存分食事を楽しむことができますよ。
レジャー費は事前に積み立てておく
夏休みや年末年始などの長期休暇は外出の機会が増えるため、どうしても普段以上のお金がかかってしまいます。
子ども達のリクエスト通りに遊びに出かけていたら、予想以上の出費になってしまった…ということもあるでしょう。
その結果、生活費や貯金に充てるべきお金に手を出してしまう可能性もあります。
このような事態を防ぐためにも、レジャー費は前もって積み立てておくことが大切です。
「夏休みは家族旅行と数回のおでかけで15万円かかりそう」と予想されるなら、半年前から毎月2万5千円ずつ積み立てていきましょう。
教育資金や老後資金などの貯金とは別で行なうため、本来貯めておくべき貯金には手を出さずに済むはず。
計画的にレジャー費を積み立てておけば「この予算内でやりくりするぞ」という意識が高まるため、「今日のおでかけはお弁当を持参しよう」「無料で遊べるスポットを巡ろう」といった節約志向にも繋がりますよ。
まとめ
「これなら私にもできそう」と感じた方法は見つかりましたか?
毎月の支出が抑えられると、貯金に充てるお金が増えていくはず。
とくに固定費は継続して節約効果が発揮されるので、積極的に見直していきましょう。
まずは家計簿をチェックして、家計の問題点を探してみてくださいね。