出費

結婚式を挙げたい!必要な貯金額はいくら?

結婚が決まったら、念願の結婚式!ワクワクする反面、「一体いくらかかるのだろう」と心配な方も多いのではないでしょうか。

2人で貯めたお金を使うにしろ、もし足りなかったら…と不安になってしまうことも。

そこで、結婚式に必要な貯金額や相場、親からの援助やご祝儀の相場をチェックしておきましょう!節約のポイントもご紹介します。

結婚式の相場は?

挙式・結婚式にかかる費用は、結婚費用の中で最もお金がかかる項目だと言われています。その相場は、

  • お互いの貯金額
  • 親からの援助
  • ゲストからのご祝儀

を合算することで算出できます。

その具体的な金額と内訳を、リクルートマーケティングパートナーズが企画運営している結婚情報誌「ゼクシィ」による「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」をもとに見ていきましょう。

まずは、気になる「お互いの貯金額」。結婚に備えて貯金をしていた人は全体の88.4%となっており、2人の結婚貯金をあわせた平均額は317.2万円です。

しかし、挙式・披露宴費用に充てた金額の全国平均は357.5万円と、さきほどの平均額を上回っています。なかでも、関東地方は358.3万円と群を抜いた金額に。なお、会費制披露宴が中心の北海道は210.1万円となっています。

その内訳として最も高額な項目は、料理・飲物122.2万円(1人あたり1.9万円)という結果に。次いで、新婦の衣裳の48.8万円、引出物・引菓子・プチギフト35.7万円、挙式料33.4万円となっています。

また、「記念に写真や映像を残してほしい」と考えているカップルも多いのではないでしょうか。その場合、撮影代としてビデオ撮影19.7万円、スナップ写真撮影22.4万円、スタジオ別撮り撮影15.9万円といった費用が発生することを視野に入れておきましょう。

そのほか、新郎の衣裳17.1万円、ブーケ4.6万円、装花17.2万円といった費用も。司会をプロに頼みたい方はさらに7.0万円、ブライダルエステを利用したい方は8.9万円が上乗せされます。

 

親から支援してもらった人の割合・金額は?

こう見ると、かなりのお金がかかる結婚式。「自分たちではこんなに用意できない…」と躊躇している方もいることでしょう。しかし、なかには親に援助してもらったカップルもいるようです。

先ほどの調査の結果によると、「親・親族からの結婚資金援助があった」と答えたカップルの割合は76.5%。その平均金額は195.1万円でした。

受け取り方としては、

  • まとまった金額を一気に受け取る
  • 衣装代だけなど、一部の項目を負担してもらう

といったさまざまなパターンが見られました。

自分からは言い出しにくいかもしれませんが、事前に金額を相談しておくとスムーズです。

ご祝儀でいくらカバーできる?

親からの援助だけでなく、「ご祝儀」でも結婚式の費用をカバーすることができます。

その全国平均は232.8万円と、かなりの金額。

分布ごとにみると「200万~250万円未満」と答えたカップルが21.1%と最も多く、次いで「300万~350万円未満」が15.4%という結果でした。

ご祝儀(平均232.8万円)と親からの援助(平均195.1万)をあわせると427.9万円となり、結婚式の費用(357.5万円)を上回ります。こうみると、「貯金が少なくてもなんとかカバーできそうだ」と感じるのではないでしょうか。

とはいえ、ご祝儀の総額は予想を下回る可能性も考えられます。

予算ギリギリでプランを組むのではなく、ある程度余裕を持っておいた方が安心でしょう。

ご祝儀は式の当日にいただくので、式場への支払いに間に合うのかを確認しておくのも大切です。

挙式はご祝儀に頼りすぎない、余裕のある計画を!

結婚式費用をうまく抑えるポイント

先ほどの結婚式費用の内訳を見て、1つ1つの項目が数万円もしているのに驚いた方もいるはず。

それぞれに設定されている値段が高いので、「あれもこれも」とオプションを付けているとあっというまに高額になってしまいます。

そこで、うまく工夫をして結婚式費用を抑えておきましょう。ポイントは、ゲストにケチっていると思われないようにすること。

料理や引き出物の予算を抑えすぎると、全体的にチープな印象を与えてしまいます。

ですから、ゲストからの印象に影響がなく、かつ簡単にできる部分でコストカットをしておきましょう。

たとえば、招待状や席次表は業者に依頼せず、自分たちで手作りするのです。材料費だけで済むだけでなく、心のこもったおもてなしにゲストも喜んでくれるはず。披露宴でのメニュー表や席札なども、自分たちで用意してみましょう。

また、アクセサリーはレンタルでも1万円を超えるケースが多く見られます。ドレスよりも目が行きにくいので、ご自身で用意しても問題ないでしょう。

ピアスなどの小物を自分で手作りする、母や祖母のアクセサリーを借りるなどの工夫をすれば、素敵なエピソードとしても紹介できますよ。

そのほか、プロに依頼すれば数万円の費用が発生するカメラマンを友人にお願いする、会場で用意してもらうと割高な引き出物用の紙袋を持参するという手もあります。

動画の編集が得意な方は、ご自身でオリジナル動画を制作するのもいいですね。式場からもらった料金表をチェックし、節約できそうな項目がないかをチェックしておきましょう。

結婚式の費用を抑えたいなら、ポイントを抑えて手作りがコツ!

 

新婚旅行をセットで海外挙式という方法も

結婚費用として必要なのは、結婚式代だけではありません。

先ほどのデータを見てみると、新婚旅行に平均61.2万円、新婚旅行のお土産に平均10.5万円の費用が発生しています。

結婚式と同様、オプションをつけるとさらに旅費が高くなってしまうことも。

そこで、あえて海外で挙式し、そのまま新婚旅行を楽しむという方法もあります。

海外挙式、現地でのパーティ、旅行代金をすべて合わせた平均額は199万3000円と、国内での挙式に比べ費用がぐっと抑えられます。

それでいて挙式と新婚旅行代がセットになっていることを踏まえると、とても魅力的な値段なのではないでしょうか。

ここまで安い理由は、国内に比べてゲストの人数が少なく、料理や引出物にかかる費用があまりかからないから。

お色直しをせずウエディングドレス1着だけというパターンが多く、会場の装飾や演出にお金がかからないのもポイントです。

とくにヨーロッパでの挙式は、新郎新婦だけ、もしくは身内のみのケースが多く、平均129万7000円と群を抜いた費用の少なさ。

一方、人気の高いハワイは参加ゲストが多い傾向があるため、平均208万円とやや高めの金額となっています。

そのほか、ゲスト数は多いものの旅行代が安いグアムは平均178万6000円という安さに。

国によってもゲストの行きやすさや旅費に差があるため、事前に違いを比較しておきましょう。

いずれも国内挙式より値段が抑えられるので、そのお金を新居のために使ったり、素敵な海辺での写真撮影代に充てたりするのもいいですね。

 

まとめ

ご祝儀や親からの援助で大部分をカバーできるとはいえ、全体の88.4%が結婚に向けて貯金をしていたというデータも。

「とりあえず平均額ぐらいは貯めたい」と思っている方は、2人の結婚貯金の平均額である317.2万円を目標にしてみましょう。

一生の記念になる結婚式。

「手作りアイテムをふんだんに揃えたこだわりの挙式にしよう」「身内だけの海外挙式でうまく費用を抑えよう」など、予算を考慮しながら自分たちにあったプランを考えてみてください。挙式する地方や国によっても予算が左右されるので、そのエリアの特徴や傾向を抑えておくのも大切ですよ。