金銭・口座管理

家賃負担がないのでモリモリ貯まる!?実家ぐらしの目指すべき貯金額は?

一人暮らしで生活していると毎月の家賃を自分で払うことになるので、給料からどれだけお金が支払いに引かれるのかを考えて貯金ができます。

実家暮らしだと親に家賃を払ってもらっていて、毎月どれくらい支払わなければいけないのかと考える必要もないです。

そのため、貯金に関しての考え方が自分の中で決まっておらず、お金を貰ったらすぐに使ってしまう人は少なくありません。

  • 実家暮らしだからどれぐらい貯めればいいのかわからない。
  • 実家暮らしでもお金が減っていく。
  • なぜ貯める必要があるのかわからない。

そんな人の悩みや疑問を解決する記事を書きました。

自分のお金に関する考え方を深め、実家暮らしでストレスなくお金を順調に貯めていくことで、長年買いたいと思っていたものや以前からやってみたかった体験ができます。

実家暮らしのメリットは生活費を浮かせること

実家ぐらしの人は、一人ぐらしの人よりも多く貯金をしやすい環境です。そのため心に余裕が生まれやすいです。金銭的なストレスがなく生きていけるので、消費にお金を使いがちになる人もいます。

そんな人には自分がどのような環境に置かれているのか、理解することをオススメします。

親が毎月払う家賃金額

毎月両親が払う家賃について聞いたことはあるでしょうか。賃貸だとー世帯で7万円〜12万ほどです。年間にすると84万円から132万円支払っています。

家賃の他にも光熱費が月に2万〜4万円ほどで年間24〜48万支払っています。家賃と光熱費を合計して108万円〜180万円です。年間で考えるとかなり支払わなければいけませんね。

国税庁の民間給与実態統計調査によると平均年収は以下の通り

20代前半男性の平均年収279万円・女性の平均年収243万円

20代後半男性の平均年収393万円・女性の平均年収318万円

30代前半男性の平均年収461万円・女性の平均年収315万円

30代後半男性の平均年収517万円・女性の平均年収313万円

これらのことから考えると20代前半〜後半では男性も女性も給料から4割〜6割ほど払わないといけません。実家暮らしで家賃を払う必要がない方はかなりのメリットがあります。

参考:平成29年分 民間給与実態統計調査(PDF)

一人暮らしだと払わなければいけない金額

一人暮らしを始めるといくら払う必要があるでしょうか。HOME’sが実施したアンケート調査で年収から見ていきましょう。

年収200万円未満の家賃平均(家賃割合)は5.3万円(32.0%)
年収200万円以上300万円未満の家賃平均(家賃割合)は6万円(28.8%)
年収300万円以上400万円未満の家賃平均(家賃割合)は6.8万円(23.3%)
年収400万円以上500万円未満の家賃平均(家賃割合)は7.3万円(19.6%)
年収500万円以上600万円未満の家賃平均(家賃割合)は8万円(17.4%)
年収600万円以上の家賃平均(家賃割合)は8.8万円(12.5%)

 

これらは月収で考えるとさらにわかりやすくなります。年収200万円〜300万円未満の家賃を例に見ていきましょう。

200万円以上300万円未満であればボーナスがあるところだと月収16万〜18万です。

月に家賃6万円を払うと手元に残る代金は10万〜12万円。

さらに他の公共料金を支払うと8万〜10万円程度残ると思います。

また交際費や消耗品費などを考えると年収の半分近くが消えてしまうため、一人暮らしらしの人が貯金するためには工夫が必要だと理解できますね。その点実家暮らしと一人暮らしの貯金の差が広がります。

参考:HOME’sが実施したアンケート調査

実家暮らしで上手く貯金をできる人とできない人の違いとは

実家暮らしで上手く貯金ができる人もいれば、全く貯金ができない人もいます。ではその違いはどこにあるのでしょうか。

貯金ができない人の特徴

  • ファッションなどの身だしなみは毎年新しいものを買いたい
  • 趣味にお金をかけたい
  • 毎月お金をどのくらい使っているのか理解していない
  • すぐにお菓子や自動販売機で飲み物を買う

貯金ができない人の特徴は上記の通り。日頃新しいファッションや趣味にお金をかけている人は貯金はできません。日頃から必要な分だけ服をかったり、趣味ではお金を使う金額を決めておくなどの工夫が必要です。

また自分が毎月どのくらいお金を使っているのか理解していない人は長期的にお金に対する危機感がないのですぐに使ってしまいます。

そのためお菓子や自動販売機など短期的にみたらお金が全然減らないものでも、長期的にみたら貯金に大きく影響を与えるものを毎回買ってしまいます。

貯金ができる人の特徴

  • 日頃から必要な物だけしか買わない
  • 長期間使うことを想定したものを買う
  • 時間が一番大切だと考えている
  • 経験にお金を使う

将来的に実家を出ていくことを考えていたり、大金を使って海外旅行を経験したいなど大きな目標を持てば貯金を始めることができるので、上記のような人には貯金をオススメしています。

このまま実家ぐらしでのんびりして、お金はできるだけ使って過ごしたいという人は極端な貯金はストレスになる可能性もあるのでオススメできません。

実家で貯金をおすすめする人

  • 一人暮らしを経験したい
  • 将来独立したい
  • 体験してみたいことがある
  • 結婚するときの費用を貯めたい
  • 将来の不安を消したい

実家でお金を貯めていくには何か目標を持っていなければ、貯めようとは考えられないです。

とにかく貯めておきたいという理由でも貯金は上手くいきません。貯金するための目標を持ちましょう。

実家暮らしでストレスなく、貯金を貯める方法

実家暮らしの場合、あまりにもお金を使わないでいるとストレスがたまり、急に爆発して大金を使わなければなりません。そのため、普段からストレスを増やさないためにもどこかで息抜きをする必要があります。ではどのようなことを注意すれば良いでしょうか。

普段消費しているものをピックアップする

普段消費しているものの中に貯金をする際、我慢してはいけないものがあります。

それは食べ物と日用品です。貯金をしようと食べ物を我慢していると、かなりストレスがかかります。

また友人と遊ぶときやデートでお食事に行く際でも、できるだけ抑えようとすると、どこかで自分に不満を募らせます。そのため食事は節約せず、自分が満足のいくものを食べましょう。

次に日用品です。日用品も毎日使っているものがあり、手放したくない商品なのであれば我慢して別の商品に切り替えてコストを抑えることはありません。日用品でお気に入りものであれば継続して使いましょう。

消費をやめても良いものとは

消費をやめていいものの線引きとして「使わなくても過ごしていけるもの」があります。

例えば机やソファなどの家具です。前の机はあるけれどもおしゃれな机が欲しくなったから買いたい。なんか小さいから大きいものに変えたいなど少しの心の変化で買ってしまうようなものであれば考えて買わないようにしましょう。

金額だと1万〜3万円の商品は少し贅沢に見えるものなので買いたい気持ちが高くなりますが、ここで買いたいという衝動を抑えて必要なものだけで生きていける人は必ず貯金ができます。

目標貯金額を決めて、貯金生活を始める

まずは自分が貯金をして何を達成したいかを決めましょう。

試行錯誤して自分にあった貯金スタイルを見つける

ここまで貯金をする考え方について紹介してきましたが、すぐにできる人はいません。

今まで貯金を考えてこなかった人には何かを買うのをやめることでストレスになるためです。

少しずつ自分でやってみて、「貯金するならこの基準で買い物をストップしてみよう」といろいろ試してどれくらいお金が溜まっているかを確認しましょう。

貯金を上手くやっている人に聞いてみる

また上手くいっている人を真似てみるのも一つの手段です。

twitterなどで「ミニマリスト」と検索してみたり、「おすすめ節約術」などを調べて実行するなどオススメです。

たまには貯金をやめてみる

「貯金は毎日しているけれど何か自分にあっているかわからない。」という時は一度立ち止まって考えてみましょう。普段買わなかったものを買って、「やっぱりこの消費の仕方は自分にあっていないな」と自分のお金を使う基準を振り返ることが大切です。

まとめ

実家暮らしの人がどれくらい貯金をすればいいかは一概には決められません。

しっかりとした目標があり、そのために月いくら貯金していく必要があるか計算してみてください。

また他の参考になる人や友人などと話し合って、自分の貯金に関する考え方も深めてみましょう。

自分が貯金をする時にお金を使う特徴や貯金するべき軸を鮮明にし、バランスを取りながら、ストレスのないように貯金を続けていくことがおすすめです。